ESG戦略
ESRは2019年にESGにおいて当社が重点的に取り組むべく3つの柱を「Human-Centric(人を中心に考える)」「Property Portfolio(施設開発)」「Corporate Performance(企業行動)」と定めました。
ESRの3つの柱と重要課題


Human-Centric
- 安心して働ける職場環境の提供と豊かで健康的な生活の実現
- ダイバーシティ&インクルージョンの推進
- コミュニティ投資(地域・コミュニティへの貢献)
- 人材確保・定着のための魅力ある職場づくり、人材育成
- ステークホルダー・エンゲージメント

Property Portfolio
- 気候変動レジリエンスの向上
- 持続可能で効率的な運用
- 生物多様性保全への取組み
- 人を中心に考えたデザイン、汎用性の高い建物設計
- 戦略的な立地での開発
- 持続可能性やESGに係る認定基準に従った開発

Corporate Performance
- 決算
- 責任投資/資金調達
- コーポレート・ガバナンス
- リスクマネジメント
- 適切な情報開示と報告
- IR(投資家向け広報活動)
Human-Centric
私たちは、社内外のすべてのステークホルダーと密に協力しながら、コア・バリューに沿った共通の事業目標を達成することを約束します。建設的で効果的なステークホルダーとの関わりは、日々の事業活動に不可欠であり、環境、社会、企業業績を向上させることができます。
ESRのコアバリュー


Property Portfolio
ESRは、再生可能エネルギーを有効活用し、地球環境と周辺住環境に配慮した、省エネルギーで持続可能な物流施設の開発を積極的に行っております。
建物には全館LED照明やエネルギー効率の高い環境配慮型照明システム、節水システム、廃棄物管理によるリサイクル促進、太陽光発電システムなど最新のイノベーションを採用し、お客様の運用コストを削減するとともに、私たち自身の環境負荷の低減に十分に配慮しております。環境敷地内に可能な限りグリーンデザインを取り入れることで、周辺環境にも配慮した豊かな環境を提供するようにも努めています。
また、事業活動をしている国・地域が定める健康、安全、環境に関する法令と規制を遵守し、環境に配慮した建築物・生物多様性保全に対する国際的な認証取得にも積極的に取り組んでいます。
日本では、弥富ディストリビューションセンターがLEED※1ゴールド認証を取得し23物件がCASBEE※2Aランク、開発中の東扇島ディストリビューションセンターはSランク認証を取得しています。また、自然と共生する物流施設の実現へ積極的に取り組んでおり、尼崎ディストリビューションセンターと横浜幸浦ディストリビューションセンター1ではABINC※3認証も取得済です。(2021年6月現在)
- LEED (リード):米国グリーンビルディング協会(USGBC)が開発・運用を行っている建物と敷地利用についての環境性能評価システム制度
- CASBEE (キャスビー):国⼟交通省が主導する(財)建築環境・省エネルギー機構内に設置の委員会が開発・運⽤する、建築環境総合性評価システム
- ABINC (エイビンク):(一社)いきもの共生事業推進協議会による土地利用における生物多様性保全の取り組みの成果を可視化して認証する制度
Corporate Performance
ESRは高度なガバナンス体制を構築するとともに、経営の透明性を高め、誠実で公正な企業統治を行います。
ESRグループと従業員、協働するすべての人々を守るため、実効性のあるコーポレートガバナンスを整備し、内部統制システムを構築し、反社会的勢力の排除、不正行為の防止などコンプライアンス違反の防止と管理の徹底に努めています。
ESRは物流施設と投資対象を取得する際に、ESGを十分考慮し、責任もって投資の意思決定を行います。